外国為替証拠金取引をしている人には外国為替の変動はとても気になります。
「為替は読みにくい」と、よく聞きます。
それは、外国為替の変動要因は一つではなく、いろいろなことが考えられるからです。
外国為替の変動要因としては、まず景気、株価、各国通貨間の金利差、貿易赤字や財政赤字、政局、経済成長率、紛争、天変地異等などがあげられ、様々な事情が絡み合って外国為替の値動きになると言ってよいでしょう。
長期的な外国為替の変動要因としては、各国間の購買力平価の差があります。
同じ物の値段の比較で為替レートが決まるということです。
例えばアメリカで1ドルの物が日本で130円だとしたら、1ドルは130円という考え方です。
また、国際収支の赤字か黒字かも長期的な外国為替の変動要因に数えられます。
日本が赤字なら円の下落、黒字なら円の上昇、ということです。
短期的な外国為替の変動要因には、各国間の金利の変動があります。
一般に金利が高い国の通貨は上昇し、低い国は下落する傾向があるようです。
また他にも経済に影響すると考えられる場合は外国為替の変動要因になります。
例えば国の紛争や政府容要人が貿易摩擦についての政治的発言をした場合などです。
更に、政府の干渉が入ることもあります。
例えば日本経済にとってこれ以上の円高はよろしくないと、財務省が判断した場合、日本銀行の為替介入が入り、円を売ってドルを買わせることもあるのです。
このように外国為替の変動要因は一つではないので、外国為替証拠金取引などを行う場合は、いろいろな面から判断することが必要不可欠でしょう。
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